2016年10月 4日 (火)

台風10号の爪痕、岩泉

 岩泉がまだまだ大変な状況だということをボランティアに行った友人が教えてくれました。私は何もできておらず、こんなにもまだひどいということも知りませんでした。

メディアで取り上げられる機会もどんどん減っています。

ボランティアもまだまだ足りないようです。

同じ岩手でも遠い岩泉。行きたくてもいけない方もたくさんいらっしゃると思いますが、ぜひこの現状を知っていただきたいと、友人の許可を得て、全文と写真を掲載させていただくことにしました。

「それでも、ここに住む」という現地の人々、文章から複雑な思いまで伝わってきいました。

8月30日に来た台風10号の爪痕、10月3日の状況です。

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2週間以上前、TVニュースで「岩泉 ボランティア不足」と聞いて居ても立ってもいられなくなり、山仕事の先輩方と泊まりがけで泥出しのお手伝いに行きました。
 

その後、稲刈りも終わって1日だけ時間ができたので、昨日日帰りで岩泉に行ってきました。今回は急遽だったので単独でした。

先日のニュースでも、ボランティア要請件数に対して約半分強しか終了していない、とありましたが、どれだけ進んだのでしょうか‥‥。

Iwaizu10_1

 
今回は岩泉の中心地や観光地・龍泉洞よりさらに山奥にある、安家(あっか)の川沿いに居住されてる方の家の、床下に潜っての泥出しでした。

安家といえばアイヌ語で「きれいな水」を意味する、渓流釣りを知る人にとっては聖地と呼べるような、清流沿いの集落が無残な姿になっていました。
 

居住されているので最小限の床板だけ外して、床下に潜って這いつくばって素手か草削りのような道具で泥土を手箕(てみ)にかき集め、人海戦術でのバケツリレーでした。



泥土はほとんど固まってヒビ割れているので集めやすく、元々の床土との境もわかりやすく(むしろ作業性だけ考えたらこれくらい置いておいたほうがよい?)取り出しやすかったのですが、まぁ狭いうえに首をあげたままの姿勢なので後から首筋の筋肉痛が予想されます‥‥(汗)。

平日はボランティアが少ないながらも、特に3.11の時や茨城・宮城での水害、熊本など各地の被災地に赴いて支援活動をしてきた経験豊富な方や、また新潟や南相馬など被災を被った地域から手伝いに来られた方が来たりしていて、頭の下がる思いです。なかにはボランティア自慢ばかりしたり、何かと口出ししたり仕切りたがる面倒な輩もおりますが‥‥。まぁ何はともあれ結果的に作業が少しでも進んで、被災された方の労苦が多少なりとも軽減できていればよいのかと。
 

今回、床下対策に精通した方の話では、床下の泥を取り払っても居着いてしまったカビ等菌類が居住するうえで喉や肺といった健康に悪影響を及ぼすらしく、また壁の中の水分(断熱材入りなら尚更)も取り除く必要があるとのことでした。

まだまだ未着手の家屋も点在しているようで(特に本流に注ぎ込む支流沿いの奥地)、先は読めないもののボランティアセンターも11月末までは(無料バスも運行見込)泥出し作業が続くと見込んでいるようです。

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帰りに、前回泥出しのお手伝いした岩泉中心地のお宅を訪ねてみました。

ばあちゃんが一人で住んでいた囲炉裏・釜付きの昔ながらの家は、氾濫した泥水が天井近くまで上がったうえに孫の道具までそのままのような物が沢山溢れていたので、泥出しと物出しはかなり過酷でした。やっとの思いで襖や棚の引戸を開けると、泥水を被った異常に重たい布団、衣類、食器等々…なにもかもが泥まみれ、泥のなかから可燃か不燃ゴミかの仕分けも厳しい状態で、ばあちゃんは「もう全部いらない」と、一見大切なもののようにみえて廃棄するかどうか確認するボランティアに首を振るばかりで、何もかも捨ててしまいたいだろう気持ちに胸が痛みました‥‥。

 
あれから2週間後、ばあちゃんと息子さんが石灰消毒をやっていました。すでに床板はすべて剥がされて泥出しは終わっていましたが、解体するとはいえきちんと消毒しないとご近所迷惑になりかねない、と根太のうえを危なっかしく歩きながら撒いていました。盛岡に暮らす息子さんからの同居の誘いも断って、仮設・災害公営住宅に移り住む覚悟でした。

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初日作業したお宅の漁労長にもお会いでき、休憩スペースの奥にある一階部分の床板剥がしを同級生の大工さんにお願いしていました。 泥出しはこれからで、またボランティアにお願いするそうです。
「孫のいる東京に移り住めば、身銭切らずに楽に生活できるけど、皆さんにここまでやってもらったのに逃げるようじゃ男気に反する」と、一階部分はいずれガレージにして二階で暮らすとのことでした。



また「松茸が異常に取れるときは、冬がひどい」と寒さとの勝負になることを気にしていました。「神様は平等じゃなくて、弱り目に祟り目なんだよ」と嘆いてました…。



日が暮れるなか、初めて下流沿いに車を走らせ、被災の様子を見てきました。報道で再三取り上げられた道の駅・老人ホームらしき辺り(一軒コメリだけ煌々と営業していることに驚き)、収穫前に泥水でなぎ倒された水田地帯…川の流域が広いにもかかわらず、川砂に埋もれたままの車、小屋まで木々に挟まっているおびただしいゴミなど、3.11の時と何ら変わらない山津波そのもののメチャクチャな光景でした。



もう仮設が建ったのか…と思ったらいつの間にか海沿いに着いていて、それは大震災のあとに建てられた仮設住宅でした。

仲間がボランティアに行ったとき、ボランティアのプロの人が『岩手の先達もマスコミも生ぬるいね。もっと大声をあげなきゃ。頼むよ』と言っていたそうです。
ガテン系な泥出し作業だけでなく、洗ったり分別の作業もあるので、年配の方や女性も来ています。

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すでに何かしら支援活動されているかもしれませんが、もしご関心ありましたらとにかく現地を一度みてもらって、どうか半日でも手伝ってほしいと思います。

冬が迫り、道路や水が凍ったり降雪がやってくる前に‥‥。
 
できる支援、声かけよかったらご協力よろしくお願いします。失礼ご容赦くださいm(_ _)m

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2016年9月 2日 (金)

台風10号、岩手

 台風10号、花巻にある我が家は何の被害もありませんでした。

 大きな川沿いに建っているので、当日は川面を見張り続けていましたが、一時的に風雨が強まったものの、川の水位が上昇したり、荒れることもなく過ぎました。

 今も大変な岩泉、久慈、その周辺市町村、そして北海道の方々が心配です。

 一日何度も上空をヘリコプターが飛んでいきます。岩泉で孤立している方がまだまだたくさんいらして、いまだ連絡の取れない私の友人もまだおそらくその中にいます。

 岩泉には、その友人を訪ねて何度か遊びに行きました。山あいに、たくさんの川が流れていて、その合間にぽつぽつと大きな民家がある、本当に自然豊かな美しいところです。岩泉という地名の通りです。龍泉洞の息をのむ美しさもいまだ忘れられません。

 釣り名人の取材にくっついて、スケッチさせてもらったこともありました。安家川におりて、希少な貝を見せてもらったり、元気な魚が釣れる様子に、川の豊かさを感じました。(その時の記事はこちらにあります)
 

 泊まった宿は、水道から水が出しっぱなしになっていて、宿の前の蛇口からも水がずっと出続けていて、お隣もそうで。聞くと地下からの湧水だから出しっぱなしでいいのだと。水道代かからないんだよ~と、おっしゃっていたと記憶しています。こちらも川沿いにありました。テレビに映る見覚えのある風景、今は泥と流木の中にあり、胸が痛みます。

 安家(あっか)は、アイヌ語で「清らかな水の流れる場所」という意味だそうです。

 いまだ行方不明の方々、孤立して困窮されている方々、避難所で眠れぬ夜を過ごす方達が一日も早く、落ち着いた暮らしを取り戻せますように。

 また、大槌エコたわしの皆さんも床上浸水などの被害を受けられましたが、お元気とのことです。これまでエコたわしをご購入下さった方々、取材をして下さった方などからたくさんのご心配メールをいただきました。また、落ち着くまではと遠慮して連絡を控えて下さっている方もいらっしゃると思います。このブログが少しでも安心材料となりますように。

 そして この台風でお亡くなりになられた方へ 心よりご冥福申し上げます

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2016年7月23日 (土)

なみすけ&ナミー

 久しぶりに、大槌エコたわしご報告です。

作り手のみなさんは、ちょうど5年前のこの時期、避難所から仮設住宅にお引越しをされました。そのタイミングで生活が変わり、作り続けられなくなった方もいらっしゃいましたが、残った方々が、今も変わらず作り続けて下さっています。そして今もまだ仮設住宅にお住まいの方が多いです。

お客様は、もはや常連さんばかり。
イベントで販売して下さる企業やグループ、個人の方々。
すでに商品をご存じなので、売れ線のものを指定や、「新作含めおまかせで」とか、オリジナル、というのもあります。

本日開催されるイベントにも、そんな特注のたわしたちが販売されます。イラストを元に、作り手さんたちが試行錯誤して、平面から立体にしたものです。

杉並区の公式キャラクター「なみすけ」と「ナミー」!

Nami1

緑のなみすけ、性格は好奇心おうせい、ほがらか。背中のひれ(木の模様になっている)で、空気をきれいにます。隣は、妹のナミー、お兄ちゃんが大好き。←公式プロフィールより

Nami2

杉並区の担当の方と、作り手さんのやりとりの中で、最も難しく、最もこだわったのが視線。ちょっと斜め、ちょっと上目づかいがキュート。

Nami3

手の平にぽってりと乗るサイズ。ナミーは一回り小さいです。

Nami4

バックスタイルもかわいいでしょ。

中にはギッと綿が入っているので、パソコンディスプレイを拭いたり、車に置いて時々ダッシュボードや窓の内側を拭いたりするのにも、良さそうです。もちろん洗えます。ぎゅうぎゅうしぼっても大丈夫。お風呂やプール遊びのお供にも♪

公式キャラクターですので、もちろん杉並区からの許可をいただいているわけですが、このイベント販売のみの許可です。通販などできませんのでご了承下さい~

とういうわけで、

   おぎくぼセンター祭

   荻窪地域区民センター
    東京都杉並区荻窪2-34-20

   9時30分~16時まで

なみすけGO!

人気ブログランキングへ  本当は24日までだったのが都知事選の影響で今日だけになっちゃったんですって。

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