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2006年6月 5日 (月)

スケッチ旅行、私の心得

 今回、海外でのスケッチ旅行は初めてという方が多かったのですが、戸惑ったり、なかなか思うように描き出せず悩む方もいらっしゃいました。 私も3年前にはじめてスケッチツアーに参加した際、初日、二日目は全くといっていいほど描けず、夜は枕を濡らしていました。メモ程度にちょこちょこっと描くのが関の山で、3日目、4日目になんとかまともに2~3枚描いて旅を終えたという感じだったのです。完全に経験不足と準備不足でした。

 旅行の前、私はあまり下調べをせず「出会ったときの衝撃」を楽しみに出かけていました。ですが、スケッチが目的で行く場合は、その衝撃に負けて、まったく手が動かなくなってしまうことがあるのです。以来、下調べは旅の倍以上時間をかけて行うことにしました。雑誌やインターネットで情報や体験談を収集し、多くの写真を見て、自分の描きたいイメージを膨らませ「着いたらまずここを描こう」「こんな雰囲気を探そう」と、なるべく具体的に決めておきます。旅の“テーマ”みたいなものです。

Post  今回のスウェーデンでは「ガムラスタン(旧市街)の街並み」と「ポストのある風景」と決めていました。そしてその二つを描いてから、現地では「街灯」や「窓」などが気になり、それもスケッチしました。はじめにスっと入れるものがあって、2~3枚描けたら、それでまずは安心でき、あとは「描けたらラッキー」くらいな気持ちで旅も楽しめるのです。

 スポーツ選手で「本番では120%の力を出したい」という人はあまりいません。練習以上のことを本番で望むことは自分に余計なプレッシャーをかけることになるから。いつもの自分が出せれば結果につながる、という考え方が今風です。私もそう思っています。だから欲張らず、いつもの紙、いつものサイズ、いつものペンで、そして充分に予習した情報を持って、旅に出るのがいいと思います。

 とはいえ、未知の何かが発掘されるのも旅の不思議な力。今回もスケッチ未経験の方がお一人いらっしゃいましたが、他の方につられてか、景色に引き寄せられてか、スーイスイ描き始め、最後にはパノラマもいこうかという勢いで、周囲を驚かせました。

 自分の中で目覚めるかもしれない何かにもこっそり期待しつつ、リラックスして楽しめるといいですね。

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コメント

ふむふむってうなずながら読んじゃったよ~~
なにはともあれ、無事に帰ってきて、絵も買い物?もたくさんできたみたいで大成功だね!!
ふふふ・・エアメール・・今日届いた~~嬉しかった~
向こうでも私のことを思い出してくれたのね(笑)
さて、私はあさって搬入で少々あせってきてる泉より

投稿: 泉 | 2006年6月 5日 (月) 18時06分

あくまで私の場合の話なんだけどね!
泉先生の旅の心得などもお聞かせ下さい。
エアメールは前回送ったとき、めちゃめちゃ喜んでくれたので、嬉しくてまた送りました~

いよいよだね!今が一番忙しいとき、寝不足注意~!

投稿: keiko | 2006年6月 6日 (火) 01時51分

私も行き当たりバッタリは恐いから、下調べ調査する派だな。
といってもスケッチ旅行はまだ未経験だから、もしスケッチだけの旅だったらいつも以上にいろいろ調べるかも。
ふつうの旅は食とショップ。スケッチはやっぱり街並とか建物とか・・・
あ~~、考えただけでワクワクする~♪
って、どこ行くんだ~?・・・想像旅行(笑)

投稿: suzu | 2006年6月 7日 (水) 00時27分

さすがsuzuさん。
食とショップ、街並、建物…どれも旅では大事よね~
最近では歴史や文化も気になる。
妄想旅行にもよく行きますよー!
まずはそこからよね!

投稿: keiko | 2006年6月 7日 (水) 09時25分

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