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2008年6月26日 (木)

7月、岩手で作品展

 7月、岩手県奥州市江刺にて、作品展を開きます。

 奥州市といえば、地震の被害も大きかった土地ですが、そんな不安な中だからこそ、改めて岩手の、東北の「ほっ」とするような風景に触れていただきたい。そんな展示にできたらな、と思っています。
岩手山、遠野の渓流、弘前・角館の桜・・・など12点を飾ります。

Rakuanten82

 ポスターに使った絵は、岩手の伝統芸能、鹿踊り(ししおどり)の支度シーン。江刺甚句まつりの際に、描きたいな、描きたいなと遠巻きに見ていたところ、冬にわかさぎ釣りでお世話になったKくんを発見。お着替え中のKくんから鹿装束をお借りして、「5分!いや、あと3分!」と、あわただしい中で描かせていただきました。Kくんに感謝!

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2008年6月24日 (火)

地震後遺症

 今日、東京から岩手に戻る新幹線から見た夕焼けは、低い雲と山並みの間が真っ赤に輝き、あまりに鮮やかで美しく、しばらく見とれていたのですが、ふと思い出したのが、山形の日本画教室で聞いたうわさ。

 「6月25日午前5時に山形で大きな地震があるらしい」というもの。

 そうなんですか~と、受け流したものの、思い出した瞬間、美しさが不気味に見えてしまい、ちょっと恐ろしくなりました。

 こう余震が続くと、普段ならなんとも思わないそんな「うわさ話」にも、勝手に心拍数が上がります。

 何事もないと信じますが、これをきっかけに、ちょっと防災グッズを点検しなければと思いました。しかし、備えあっても、憂いあり。
どうにも、不安な日が続きます。

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2008年6月23日 (月)

屋久島で出会った、ものもの

Furofushi  
 白谷雲水峡へ行く途中にあった、湧き水「不老不死の水」。
ここのトロトロ加減といったら!

トレッキングに行く方は、カラのペットボトルを持参して、ここで給水するといいですよ。

・・

Nagatahama  6月はウミガメの産卵の時期。
ここ永田浜では、この晩65頭が上陸したそうです。なお、このアングルは宿泊した「送陽邸」の露天風呂からのもの。絶景です。天気がいいときの星空はすさまじいらしい。


Yakuzaru 道中出会った、電撃ネットワーク風のヤクザル。

貫禄ありますな~

Kodama1_2
 こだまもいました。

お会いできて光栄です~

 また、鹿児島で乗ったタクシーの運転手さんが教えて下さった酒屋さん「谷元食料品店」がこれまた感動的。試飲・購入した焼酎が、もう目が覚める美味しさ!!(詳しくはないけれど、香りがいい!)

 酒屋さんのご主人と息子さんの丁寧な丁寧な説明を聞きながら、たくさん試飲して、「大和桜」をたんまり購入しました(のんべえの運転手さんもイチオシ)。舐める(程度で酔える)たびに、屋久島の森と鹿児島の街を思い出せます。しばらく余韻に浸れそう。

 不老不死、産卵、海、野生動物、森の精、水(お酒)・・・、
こうしてなんとはなしに並べてみるたけでも、常に生と死が身近にあるような、今を大切に生きねば、と思わされる土地です。

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2008年6月17日 (火)

森と水の王国、屋久島

屋久島は、海の上に浮かぶ、大きな森でした。

今回最も訪れたかったのは「白谷雲水峡」、往復4時間のトレッキングに行ってきました。

Yaku1_4滑りやすくなっている山道に緊張しつつ、ピンクのリボンを目印に、森へ分け入ります。

Yaku7_3 歩きながら、気付くとすぐ近くにヤクシカが。野生の動物がこんなにリラックスしている姿ははじめて。

Yaku2_4

飛び石は、雨で増水すると通れなくなります。

抵抗する余地のない大自然の前では、無力で素直な子供に戻るほか無く、けれど、それは意外に心地の良いものでした。

Yaku3_2 憧れの屋久杉。
七本杉は樹齢2000年を越えているとか。がっしりと大地を掴んでそびえ立つ姿は、まだまだ現役。

若々しく、力強く、そして優しい。
今を生きている生命感に満ち溢れています。

Yaku8 地表を覆う苔は、常に十分な水を湛え、森を守っています。

屋久島の天然水は超軟水。とろとろと舌にからみつくような柔らかさです。

Yaku4_4

そして、ここが目的地「もののけ姫の森」。映画のモデルとなった場所です。

奇跡的に一瞬射した陽の中に、本当に森の神様が居そうな気がして、高揚。

しばし沈黙。

十分に身を浸した後は、強まる雨足に追い立てられるように、山を駆け下りて無事下山。その後、帰る日まで、大雨が降り続き、帰りの船・飛行機があやぶまれるほどでした。

あの日、森を歩けたこと、見たかった景色にたどりつけたこと、
森の神様に感謝。

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2008年6月16日 (月)

岩手に戻りました

 最終の新幹線で岩手に戻りました。
あと数分で新花巻駅というところで、突然停電になり、トンネルの中で新幹線がストップしました。乗客もほとんどいない車内は恐ろしいほどの静寂、暗闇。結果的に停車していたのは10分弱でしたが、不安でした。震度4の余震が原因だったそうです。

 旅行中、土曜の朝以降テレビがなく、余震や被害のことなどはいただくメールや電話から情報を得ていましたが、今さらながら、生々しい映像に衝撃を受けています。

 屋久島では嵐のような雨風、雷に見舞われていました。
自然の前で、人間はあまりに無力ですが、人のあたたかさやありがたみを改めて知るのは皮肉にもこんな時です。

被害に遭われた方々には、心からお見舞い申し上げます。

 

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2008年6月14日 (土)

地震、大丈夫です!

今日の地震、たくさんの方々から、ご心配のメールやお電話いただきました。

私は昨日から屋久島にきており、今朝テレビの速報で知りました。夫にも友人知人にも全然電話が繋がらず焦りましたが、夕方にはみんなの無事が確認できました。家の中も大丈夫のようです。

ご心配ありがとうございました。1通1通のメール、1本1本の電話が胸にしみました。

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2008年6月12日 (木)

日本画教室-3

Suihi  第五回目は、とうとう憧れの絵の具作り!

 先週パネルに張った和紙に、下地を塗るのです。目の前にならんだ、水干(すいひ)絵具たち・・・なんて美しいのでしょう!
粒子の細かい胡粉に着色したものですが、この状態ではあくまで粉なので、これを絵に定着させるため、膠(にかわ)と馴染ませる作業を行います。

1. 水干絵具を半紙に出してすりつぶす
2. 白い花胡粉(はなごふん)と混ぜて色を調整する
3. 少しずつ膠(にかわ)液を入れて混ぜ、団子状にする
4. 団子にしたものを平たく伸ばし、膠で再び溶く
5. 別皿に粗さの違う2種類の方解末(ほうかいまつ)を膠で溶く
6. 4に5を入れて混ぜる
7. 水を加えて溶きのばす
8. 渋みを出したい場合は、墨を磨って入れ混ぜる

こうして、ようやく下地用の絵の具の完成なのです。ひとつひとつの作業にもびっくりするくらい時間がかかりますが、こういう作業はかなり好き。手を動かしつつ、おしゃべりも楽しかったな~

Haikei そうして作って塗ったのがこれ。
P12サイズ(F12が細身になったもの)とA5サイズが2枚。作った色はピンクですが、あまったので、他の人と交換して左上の干し草色をいただきました。仕上がりは全然違う色にする予定で、ここから何度か塗り重ねをしていきます。しかし、上記の作業にかかる時間を考えると・・・急がねば。

絵を描くというより、素材と道具と手順との格闘で、ちょっと料理教室に似ているかもしれません。仕上がりが予想つかないあたりも・・・

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2008年6月10日 (火)

個展<予告>

 7月に岩手で個展をします。毎年お世話になっている江刺の喫茶「楽庵」さんで1ヶ月間の展示です。

 今春、岩手近郊で描いた絵を12点展示します。春先のいちごや桜にはじまり、岩手スケッチ合宿でのものと、先週末の遠野まで。
点数は少ないですが、長い冬を抜けて感じた"春だーッ!"の浮き立つ気持ちが伝わるよう、仕上げていきます。

■今日の一絵 ~日比谷公園~

080521_web この春は、絵日記教室で月1回、日比谷公園へ行きました。午前中外で草花を、午後は食事をしながら食べ物をスケッチ。毎回すごい人、人、人。弁当を広げるビジネスマンと、紙を広げるスケッチャー、ベンチで隣り合わせても、独特の距離がある、それが東京。

絵日記教室のみなさんの新作をUPしました→絵日記教室

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2008年6月 8日 (日)

遠野にて

 遠野はここ花巻の隣の市です。しかし隣といっても、近くはありません。泊まりで行ってきました。

Fly_2  今回は、フライフィッシングのグループに混ぜていただき、釣り人&渓流スケッチ。これがまた絵になるのです!こちらのグループは年に一度、遠野に集結するというフライのプロ集団。道具、衣装から車にいたるまで、ばっちり決まっています。釣れるポイントも熟知されていて、そこがまたことごとく素敵!
手付かずの自然とはこういうのを言うのね~と、ホレボレ。

Tono_2

 遠野は民話の生まれる土地。
泊まったところも座敷わらし出ることで有名なお宿。毎年そこに泊まるみなさんは、普通に「うん、去年来たよ。夜中に枕元でパタパタ走ってた」「そうそう、俺のときはね、」など、なんだか見えないほうがおかしいくらい。乗っかられたり、会話をした人も。

 見たいけど、本当に来たら怖いかもとドキドキしながら布団に入ったものの、結局来てはくれませんでした。思いが強いとダメみたい。

 不思議で魅力いっぱいの遠野でした。

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2008年6月 6日 (金)

日本画教室-2

 毎日移動し続けている日々、書きたいことは膨らむばかり。

 日本画教室第四回、行ってきました。この日はドーサ引き(にじみ止め)をした和紙を板のパネルに張る(水貼り)作業と、下絵(植物デッサン)を描きながら、構図をまとめていくのが目標。

そんな中、とても感動的な出来事がありました。
先週2~3言、おしゃべりをした女性が、この日会うなり「ハイ、これ」と巨大な葉を渡してくれました。「あなた先週、極楽鳥花を描いてたでしょう。近所に庭で育ててるおじさんがいてね、っていっても全然知らない人なんだけどね、絵の中に葉っぱがあったほうがきっといいと思って、お願いしてもらってきたの。」

ええええええっっっと驚くばかりの私に、そのおじさんがとても大切に2株の極楽鳥花を育てていること(越冬は家の中で)や、葉を取ってしまうと花が咲かなくなるので最初は渋い返事だったところを外側の枯れかけているものならと、最後は快く2枚を剥いでくれたことなど、楽しそうに話して下さいました。

「おじさん、いい人なのよ~」って、いい人はあなたです!!!
山形万歳~happy02 おじさ~ん、頑張って描きますね~!

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