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2012年1月21日 (土)

岩手、沿岸と内陸

 私の住んでいる岩手県内陸花巻から、沿岸へ行くには、まっすぐ東へ100キロほど走ります。その間、豪雪遠野を抜け、仙人峠を超え、釜石に出ます。

仙人峠を境に、「トンネルを抜けるとそこは・・・」の世界です。内陸は真っ白ですが、沿岸はまず雪は積もりません。でも、そのかわり風が冷たい。独特の刺すような痛いような風が吹きます。内陸で雪がしんしんと降っているときの方が暖かく感じるほどです。(実際の気温はやはり内陸のほうが低いのですが)

大船渡の仮設の方々の中でも、角部屋の人は風の音がひどくて夜眠れないというお話を聞きました。他にも、結露がひどくて床がびしょびしょ、部屋の中の柱(鉄)が凍っていて触れない、うちは道路に面しているから大きい車が通るたび揺れるなどなど、悩みのお話は尽きません。

でも、そこから不便解消、生活向上の工夫が生まれ、大工の得意な方が部屋の中に棚を作って回ったり、共有通路に鉄パイプで10m以上の布団干し台を作ったり、集会場のアコーディオンカーテンが木戸になっていたりと、行くたびに進化しています。集会場でお茶を飲みながら情報交換をしたり、作った料理をおすそわけし合ったりなど、なんだか楽しそうなお話もたくさんありました。

「せっかくなら、この(仮設生活)2年を楽しんだ方がいいじゃない」と。

私達も、何の義務感もなく、ただひたすら行きたくて沿岸に通っています。道中の四季折々の風景も見逃せません。震災を機に沿岸に住んでいた人達も「いままでになく、内陸に行くようになった」と聞きました。はじめは買い物などの用事だったようですが、そのうち色々なお店を調べたり、温泉を目指したり、目的も変化しているようです。

お互いの魅力に気付けた1年だったかもしれません。
思ったより近いね、いいとこいっぱいあるね、と。

■今日の一絵 ~盛岡 ねるどりっぷ珈琲 機屋(はたや)~

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とてもお世話になっている「機屋」さん。震災直後には市内でコーヒーの振る舞いをされていました。積もる話もありましたが、まずは一杯。ゆっくりと一杯ずつ丁寧に淹れられます。カフェクレームは、“ざらめ”にカフェオレを注ぎ、上に生クリームが乗っているもの。最初の一口は生クリームの柔らかな口当たり、続いてカフェオレでコーヒーの香りを楽しみ、徐々に口の中に甘みが広がっていくという幸福感いっぱいの飲み物。店長さんとのおしゃべりもはずみ、スイーツのメニューを描くお仕事をいただきました。次はスケッチ&試食会です♪

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コメント

今日の一絵「機屋」さん、懐かしい・・です。
以前先生がカードのお仕事してらしたので、石割櫻スケッチの折メアリーさんとお邪魔して絵日記を描かせていただきました。
そのご縁でいまだに機屋さんからメルマガどんとこい!コーヒーマニヤ、ウエブ担当の方からご案内いただいてます。
これからも先生の機屋さんの絵日記愉しみにしてます。

投稿: kayo | 2012年1月21日 (土) 14時40分

To info


はじめまして、こんにちは。
京都の私立高校に通う、七瀬梓唯穂と申します。

学校の授業で、東日本大震災についての課題点と復興のための提案をプレゼンするという
課題が出ました。
そこで、私は『子ども』をテーマにして、プレゼンを進めようと
決めたのですが、
京都に住んでいる私には、情報も少なく、このテーマに沿った提案がなかなか
見つかりません。

そこで、手当たりしだいで本当に申し訳ないのですが、
東北の方のブログにコメントやメッセージを残させていただいています。

もし、よろしければ
現在の東北の様子や生活など、「子ども」というテーマに
沿っていなくても大丈夫ですので、
教えていただける範囲で教えていただけると
恐縮です。

いきなりすみませんでした。
どうぞよろしくお願いします。

投稿: 七瀬梓唯穂 | 2012年1月21日 (土) 16時21分

to.kayoさん
懐かしいですね~!機屋さんは、いつでも新しいことに挑戦なさっていて、お話を聞くのも刺激的です。メニュー表ができたらまたご報告いたします♪

to.七瀬梓唯穂さん
わたしたちが震災直後にしたのも、まさにこうした「手当たりしだい」の作戦でした。そうしていくうちに学んだことは、より具体的に質問・提案したほうがコミュニケーションがとれる、ということでした。今の様子や生活などは、気付く範囲で綴っておりますので、その中でご質問などいただけましたら、協力させていただきたいと思います。このような小さなブログを見つけていただきありがとうございました。

投稿: keiko | 2012年1月22日 (日) 20時02分

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